パーパス給湯器のエラーコード一覧【原因と対処法まとめ】
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最終更新: 2026-08-15
- パーパス給湯器には3桁数字でエラーを表示する機種が多く、「111(点火不良)」「140(過熱防止)」「311・321(温度センサー異常)」「651(水量センサー異常)」「760(リモコン通信異常)」が代表的なコード。機種・年式によって意味が異なるため、正確な定義は取扱説明書で確認する
- エラー後の初動は「運転スイッチをオフにして数分待ち、ガスと水の供給を確認してから再点火」。同じコードが再発する場合は部品の劣化が疑われる
- ガス配管・電気配線を扱う作業は法令上の資格が必要。給湯器の分解修理は行わない
- 修理費用の目安は部品交換で8,000円〜50,000円程度、本体交換は工事費込みで100,000円〜200,000円程度
- 使用年数が10年を超えて修理見積もりが50,000円を超える場合は、本体交換の費用も並行して確認すると判断しやすい
給湯器のリモコンに「111」「140」「651」といった3桁の数字が突然点滅し始めると、お湯が使えなくなることがあります。パーパス(PURPOSE)は業務用・家庭用の給湯機器を手がける国内メーカーで、製品ラインナップが広いぶん、エラーコードの表示形式や意味は機種ごとの仕様に依存しています。同じ数字が出ていても、年式や型番が違えば原因の内容が異なるケースがあります。
そのため以下の内容は、多くの機種で見られる一般的な傾向として参照してください。お使いの機種に固有のコード定義は、取扱説明書の「エラーコード一覧」ページまたはパーパスの公式サポートサイトで必ず確認してください。
エラーコードが出たときに最初に確認すること
エラーコードが表示されると、すぐに給湯器のパネルを操作したくなりますが、最初に確認すべきはガスと水の供給状況です。
ガスの確認は台所のコンロや他のガス機器を動かしてみることで判断できます。他のガス機器も動作しない場合は、地域の断水情報やガス会社への連絡が先決です。ガス臭がする場合はこの限りではなく、給湯器の操作は一切やめてガス栓を閉め、窓を開けて換気した上でガス会社の緊急連絡先に電話してください。エラーコードへの対処はガスの安全を確保した後です。
次に止水栓の状態を確認します。止水栓が半開きになっていると流量が低下し、給湯器がエラーとして検出することがあります。冬季は給水管の凍結によって水量が落ち、それがエラーの引き金になるケースもあります。
これらの供給状況に問題がなければ、運転スイッチをオフにして2〜3分待ってから再点火を試みてください。一時的な誤作動であればこれで解消します。再点火できても数日以内に同じコードが再発する場合は、部品の劣化が進んでいると判断して専門業者への相談を検討してください。
代表的なエラーコードと考えられる原因
パーパス給湯器に表示されることの多い代表的なエラーコードと、一般的に想定される原因を以下の表にまとめました。繰り返しになりますが、機種・年式によって表示形式や意味が変わるため、この表はあくまで参考として使ってください。
| エラーコード | 主な意味(一般的傾向) | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 111 | 点火不良 | ガス圧低下・ガスコック閉・着火電極の劣化 |
| 121 | 途中失火 | ガス供給の断続・バーナーの汚れ |
| 140 | 過熱防止装置作動 | 水量不足・凍結・循環経路の詰まり |
| 311 | 入水温度センサー異常 | センサー断線・コネクター接触不良 |
| 321 | 出湯温度センサー異常 | センサー劣化・接続部の緩み |
| 611 | 燃焼ファン(送風機)異常 | ファンモーター劣化・排気口への異物混入 |
| 651 | 水量センサー異常 | フローセンサーの詰まり・断線 |
| 710・720 | 制御基板異常 | 基板故障・落雷サージによる損傷 |
| 760 | リモコン通信異常 | 配線接触不良・リモコン基板の経年劣化 |
| 888 | 点検時期お知らせ | 累積稼働時間が基準値に達した |
上記は業界での一般的な分類を参考に作成した目安です。パーパスの製品ページやお使いの機種の取扱説明書に記載されたエラーコード一覧が正式な情報源です。2026年8月時点ではパーパス公式サイトのサポートページからユーザー向け資料が確認できます。
点火不良系(111・121)
111は「点火動作を試みたものの、規定時間内に火が付かなかった」状態を示すことが多いコードです。最初に確認するのはガスの供給です。コンロが正常に動くかどうかで、ガス全体の問題か給湯器固有の問題かを区別できます。
ガスが来ているにもかかわらず111が出る場合は、着火電極(スパーク電極)の汚れや劣化が原因候補のひとつです。着火電極はバーナー周辺に設置されており、長年の使用で電極の先端に煤や錆が蓄積すると火花が飛びにくくなります。電極の状態を確認・清掃・交換する作業は給湯器内部を扱うため、専門業者に依頼する必要があります。
121は点火後にいったん燃焼が始まりながら途中で止まる状態で、ガス供給の断続やバーナーの汚れが関与することがあります。いずれも電源の入れ直しで一時的に復旧することはありますが、同じコードが繰り返し出る場合は放置しないでください。繰り返しの点火失敗を無視して使い続けると、不完全燃焼につながる場合があります。
過熱・安全装置系(140)
140は、缶体が過熱したとき、または安全のための停止装置が作動したときに表示されることが多いコードです。最も多い原因は水量の低下です。止水栓が絞り過ぎていないか、シャワーヘッドのストレーナーが詰まっていないかを先に確認してください。
冬季は給水管の凍結が水量低下を引き起こし、140として表示されるケースがあります。凍結が疑われる場合、給水管に直接熱湯をかけると管の急激な温度変化で破損するリスクがあるため、ぬるま湯を少しずつかけるか、自然に解凍するまで待つのが安全な対処です。安全装置が作動した直後は機器が高温になっていることがあるため、30分程度経過してから再点火を試みてください。
センサー系(311・321・651)
温度センサーの異常(311・321)は、センサー本体の断線や接続コネクターの接触不良で発生します。センサーが誤った値を検出すると、実際には正常な水温でもエラーとして認識される場合があります。
水量センサー(651)は、シャワーのストレーナー詰まりや止水栓の絞り過ぎで水量が落ちると誤検知することがあります。この場合はストレーナーの清掃と止水栓の開度確認で改善することがあります。それでも解消しない場合はセンサー本体の不良が疑われます。センサーの交換は給湯器内部の作業を伴うため、専門業者への依頼が必要です。
燃焼ファン・排気系(611)
611は燃焼ファン(送風機)の回転異常を検出した状態です。ファンモーター自体の劣化のほか、屋外に設置された排気口に鳥の巣や落ち葉などが詰まってファンが正常に回らなくなるケースもあります。
排気口の周囲に障害物がないかを外から目視確認することは安全にできる範囲です。ただし、排気口や給気口のカバーを取り外したり、内部に手を入れたりする作業は行わないでください。排気系の詰まりを放置すると排気が逆流して不完全燃焼のリスクが高まるため、目視で障害物が確認できた場合でも、除去作業は業者に依頼するのが安全です。
制御・通信系(710・720・760)
制御基板の異常(710・720)は、落雷サージや長期使用による電子部品の劣化が主な原因です。基板の交換費用は部品代だけで数万円に達することがあります。使用年数が10年前後の機器で制御基板の故障が判明した場合は、修理費用と本体交換費用を比較してから判断してください。
リモコン通信異常(760)はリモコンと本体をつなぐ配線の接触不良や、リモコン基板自体の劣化で発生します。リモコンのコネクターを一度抜いて挿し直すことで改善する場合もありますが、それで解消しなければ配線または部品の交換が必要です。
888(点検時期お知らせ)
888はエラーコードではなく、累積の稼働時間が一定の基準値に達したことを知らせる表示です。この表示が出ても機器がすぐに使えなくなるわけではありませんが、メーカーや販売店での定期点検が推奨されている時期に来ていることを示しています。最後に点検を受けた時期が分からない場合は、この機会に業者に状態の確認を依頼してください。
安全に自分でできる応急処置の範囲
ガス機器の分解修理はガス事業法およびガス用品安全法の規制により、有資格者以外が行うことは認められていません。電気配線に関わる作業も電気工事士法の対象です。以下に示すのは、専門資格がなくても安全に行える範囲に限定した初期対応手順です。
- ガス臭がしないことを確認する(臭いがある場合はガス栓を閉めて換気し、ガス会社に連絡する)
- 給湯器の運転スイッチをオフにして2〜3分待つ
- ガスコック(元栓)が開いているか確認する
- 他のガス機器(コンロなど)が動作するかを確認してガス供給の有無を切り分ける
- 止水栓が十分に開いているか、シャワーのストレーナーが詰まっていないかを確認する
- 凍結が疑われる冬季は、給水管に直接熱湯をかけず、ぬるま湯か自然解凍で対処する
- 運転スイッチをオンにして再点火を試みる
- 同じエラーが再発する場合は使用を中断して専門業者に連絡する
エラーが一度消えても1週間以内に同じコードが出るケースでは、部品の劣化が進んでいる状態です。再点火成功を「修理不要の証拠」とは受け取らないでください。発生した日時・状況・エラーコードの番号を記録しておくと、業者への状況説明がスムーズになり、診断精度が上がります。
修理か交換かで費用が逆転する境目
パーパス給湯器の修理費用は、「どの部品が故障しているか」と「現地作業の難易度」によって幅が大きく変わります。以下は2026年8月時点で業者が公開している情報をもとにした費用の目安です。
| 修理内容 | 費用の目安(部品・工賃込み) |
|---|---|
| 温度センサー・水量センサー交換 | 8,000円〜25,000円程度 |
| 着火電極・イグナイター交換 | 10,000円〜30,000円程度 |
| ファンモーター交換 | 20,000円〜50,000円程度 |
| 制御基板交換 | 30,000円〜80,000円程度 |
| 給湯器本体交換(工事費込み) | 100,000円〜200,000円程度 |
※機種・業者・設置状況・地域によって費用は異なります。
修理と交換のどちらを選ぶかを判断する際の目安として、「使用年数10年」と「修理費用50,000円超」の2つが実務的な分岐点になります。どちらか一方だけが当てはまる段階では修理で対応できる可能性が高い状況ですが、両方が重なる場合は正直なところ交換の見積もりも並行して取るほうが長期的なコストを把握しやすくなります。
特に制御基板の故障(710・720)が判明したケースでは、基板交換費用だけで40,000円〜80,000円に達することがあります。10年以上使用した機器で基板が壊れた場合、修理後に別の部品が次々と故障するリスクも考慮しておく必要があります。修理見積もりを取る際は「同じ機種を新品に交換した場合の費用も教えてほしい」と合わせて確認すると、判断材料が揃います。
また、保証期間内の故障であれば、まずパーパスのサポート窓口または購入店に連絡することが先決です。保証書とレシートを手元に用意した上で問い合わせてください。保証期間は機種により異なりますが、一般的に本体は1〜2年で、延長保証に加入しているかどうかによって期間が変わります。
業者に依頼するときの確認事項
エラーが自己対処で解消しない場合は、修理業者への相談が必要になります。
- 出張見積もりが無料かどうか(有料の場合は金額を事前に確認する)
- 作業後の保証期間が何ヶ月か、保証範囲に再修理が含まれるかを書面で確認する
- 見積もりの内訳が部品代・工賃・出張費に分けて明示されているかを依頼前に確認する
- 診断費・出張費が修理費と別立ての業者では、見積もり時に想定外の追加費用が発生することがある
- 製造終了から長年が経過した機種は部品が廃番になっており、修理自体を断られる場合がある
- 複数のエラーコードが連続して表示されている場合は複数個所の同時故障が疑われ、修理費用が当初の見積もりより高くなることがある
- 口頭での説明だけで契約せず、明細を書面で受け取ることが重要
当サイトに掲載している「お湯が出ない.com」や「きゅっと」は、ウェブから相談・見積もり依頼ができる受付型のサービスです。電話が難しい時間帯でも問い合わせられる点は、急なトラブル時に利用しやすい特徴です。公式サイトの記載では対応エリアや連絡方法を確認できます。
よくある質問
リセットしたらエラーが消えた。そのまま使い続けていい?
一度消えたコードでも、数日以内に同じエラーが再発する場合は、部品の劣化が進んでいる状態だと判断するのが安全です。特に「週に1回以上」の頻度で同じコードが出る場合は、再点火できていることを根拠に「問題なし」と判断するのは避けてください。再発した日時・頻度・状況をメモしておいて業者に伝えると、診断の精度が上がり、的確な修理提案を受けやすくなります。
「888」が表示されているがお湯は普通に出ている
888は機器の故障を示すエラーではなく、累積稼働時間が基準値に達したことを知らせる表示です。お湯が正常に出ているのであれば、直ちに使用を中断する必要はありません。ただし、表示が出るほど稼働時間が積み重なっているということは、内部の消耗部品が摩耗している可能性もあります。メーカーまたは認定サービス店による定期点検を受けることを検討してください。
エラーコードが表示されていないのにお湯が出ない
コードが出ずにお湯が出ない場合、最初に疑うのはシャワーヘッドやカランのストレーナーの詰まりです。水量が低下しているとバーナーが起動しないことがあります。止水栓の開き具合も確認してください。これらを確認しても改善しない場合は、センサー類の不具合や給水管側のトラブルが考えられます。エラーコードが出ていない状態でも、症状が継続するなら業者への相談を検討してください。
冬になるとエラーが頻発する原因は?
気温が低い時期は、給水管の凍結とガス圧の一時的な低下(周辺でのガス使用が集中することによる)が重なりやすい環境です。また、熱交換器内の水が凍ると水量不足と同様の状態になり、140(過熱防止)が表示されることがあります。凍結予防ヒーターや凍結予防運転の機能が使用できる機種であれば、設定が有効になっているかを取扱説明書で確認してください。設定方法は機種ごとに異なります。
複数のエラーコードが次々と切り替わって表示された
複数のエラーコードが短期間に連続して表示される場合は、1か所の故障が原因で連鎖的に複数のセンサーや制御系に異常が検出されている可能性があります。この状態で使い続けると機器の損傷が拡大することがあるため、使用を中断して業者に診断を依頼してください。表示されたコードをすべて記録しておくと、診断の参考になります。
パーパスの給湯器はメーカー修理と一般業者修理のどちらを選べばいい?
部品の在庫量と技術情報の面ではメーカーや認定サービス店が優位な場合があります。一方、一般の修理業者は対応速度や費用の選択肢が広いことがあります。どちらを選ぶ場合でも、「見積もりの明細を書面でもらう」「作業後の保証内容を確認する」という手順は共通です。費用・保証・対応速度の3点を比較した上で判断してください。製造終了から長年が経過した機種では、部品が入手できるかを先に業者に確認してください。
まとめ
パーパス給湯器のエラーコードは、点火不良系(111・121)・過熱系(140)・センサー系(311・321・651)・燃焼ファン系(611)・制御通信系(710・720・760)の5系統に大別できます。各コードの正確な定義は機種によって異なるため、取扱説明書またはパーパスの公式サポートで必ず確認してください。
自分でできる初期対応は「ガスと水の供給確認」「運転スイッチのリセット」「再点火の試行」の範囲です。ガス配管・電気配線を扱う作業はすべて専門業者に委ねてください。
修理か交換かを判断する際は「使用年数10年」と「修理費用50,000円超」を目安にしてください。両方の条件が重なる状況では修理と交換の費用を並べて比較することで、長期的なコストの判断がしやすくなります。同じエラーが繰り返される、または複数のコードが同時に出ている場合は、使い続けられる状態かどうか、早めに業者に診断を依頼してください。
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