給湯器のエラーコード562の原因と対処法
目次
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最終更新: 2026-10-31
- 562は全メーカー共通のコードではなく、意味は機種ごとに決まっています。正確な内容は取扱説明書かメーカー公式サイトで確認が必要です。
- 一般的な傾向として、3桁のエラー表示は温度センサー、燃焼制御、リモコンとの通信、循環系などの異常で出ることが多いです。
- 自分でできるのは、運転スイッチを切る、ガス栓と止水栓を閉める、換気する、電源プラグを抜くといった安全な操作までです。
- 分解、ガス接続部や配線の作業は資格が必要です。再起動で直らなければ業者に相談してください。
- 費用は部品交換で1万円〜5万円程度、本体交換で10万円〜30万円程度が目安です(機種や工事内容で変わります)。
浴室でシャワーを出した瞬間にリモコンへ「562」と出て、お湯が途中で冷たくなる。そのまま運転が止まり、数字だけが点滅している。こうした場面で検索される方が多いコードです。ただ、先に前提をお伝えしておくと、562という数字だけで原因を一つに特定することはできません。この記事では、数字の読み方の限界、よくある原因の方向性、手を出してよい範囲、業者に頼むときの判断基準と費用感を順に整理します。
562という数字が示すものはメーカーと機種で変わる
家庭用のお湯を沸かす機器には、リンナイ、ノーリツ、パロマ、パナソニック、三菱などが製造した機種があります。エラーコードの付け方は各社が独自に決めています。同じ「562」でも、A社では温度センサーの異常、B社では別の部位の異常、という違いが起こり得ます。そもそも562を割り当てていない機種もあります。
2桁のコード(例: 11は着火しない、など)は燃焼系で共通の傾向が見られることもありますが、3桁になると機種の世代や機能(追いだき、床暖房、エコキュートとの併用など)によって割り当てが細かく分かれます。ネット上の「562はこの部品の故障」という断定は、特定の機種の話を一般化している場合があるため、そのまま信じないほうが安全です。
本体の側面や下部に貼られた銘板シールに、型番と製造年が書かれています。この型番をメーカー公式サイトの取扱説明書検索に入力すると、エラーコード一覧のページに行き着けます。説明書の紛失時もPDFで公開されているケースが多く、コードの意味と、利用者が行ってよい操作の範囲が明記されています。業者に連絡するときも、型番とコードを伝えられると話が早く進みます。
3桁のエラーで多い原因の方向性
意味は機種次第という前提のうえで、三桁コードが出るときに疑われやすい系統を整理します。いずれも「可能性の方向」であり、562がどれに当たるかは説明書で確かめてください。
温度センサーまわり
お湯の温度を測る素子(サーミスタ)が劣化したり、配線の接触が悪くなったりすると、実際の温度と検知値がずれます。制御側は安全のため運転を止め、エラーを出します。設置から10年前後の機器で目立つ傾向があり、季節の変わり目に出て、しばらくすると消えるケースもあります。
燃焼系と排気系
点火の不調、炎の検知不良、排気の詰まりや逆風などです。台風や強風の日に限って出る場合は、排気口まわりの環境が関わっている可能性があります。燃焼に関わる異常は一酸化炭素の問題と直結するため、繰り返し出る場合は使い続けないでください。
リモコンと本体の通信
リモコンの内部劣化や、本体との通信線の接触不良で、数字が表示されることがあります。この場合、お湯自体は本体のスイッチ操作で出ることもあります。ただし原因がリモコン側か本体側かは、外から見ても判別できません。
循環・水量まわり
追いだき機能付きの機種では、循環アダプターのフィルター詰まりや、配管内の水量不足が原因でエラーになることがあります。浴槽の水位が循環口より低いと出る機種もあります。
基板(制御部)の劣化
上記のどれにも当てはまらず、電源の入り直しでも不安定な場合は、制御基板の不具合が疑われます。製造から10年を超えると部品の供給が終わっている機種も増え、修理より交換の相談になりやすい部分です。
表示された直後にやってよいこと
利用者が安全に行えるのは、次の操作に限られます。
- リモコンの運転スイッチを切り、蛇口やシャワーを閉める。
- 近くにガスのにおいがする場合は、すぐにガス栓を閉めて窓を開け、換気する。火を使わず、電気のスイッチも触らずに、ガス会社へ連絡する。
- においがなければ、電源プラグをコンセントから抜いて5分ほど待つ。
- プラグを差し直し、リモコンのスイッチを入れて、お湯を出してみる。
- 同じコードがすぐ再表示される場合は、型番とコードをメモして業者かメーカーに連絡する。
電源の入れ直しで消えた場合でも、原因が解消したとは限りません。一時的な検知の乱れだった可能性もありますが、1週間以内に再発するなら、部品の劣化が進んでいると考えて点検を依頼するのが無難です。
また、冬場の凍結が疑われる状況(外気温が氷点下、配管が凍っている)では、熱湯をかけるなど急激な加熱は配管や部品を傷める恐れがあります。自然に解けるのを待つか、業者に相談してください。
やってはいけない作業と、その理由
インターネットには、カバーを外して基板を触る方法や、ガス配管の接続を確認する方法が出回っています。これらは行わないでください。
- ガス機器の接続や修理は、ガス消費機器設置工事監督者などの資格が必要な領域です。無資格での作業はガス漏れや不完全燃焼につながり、命に関わります。
- 内部には高電圧の部位があり、電気配線の作業は電気工事士の資格が必要です。感電と火災の危険があります。
- 分解した機器は、メーカー保証や延長保証の対象外になる場合があります。
利用者の側でできることは、前章の安全な操作と、点検依頼の準備にとどまります。
業者に連絡するか迷ったときの判断基準
次の条件に一つでも当てはまる場合は、点検や修理の依頼を検討してください。
- 電源の入れ直しで消えず、同じコードが何度も出る
- 1か月のうちに2回以上エラーが出た
- 排気口の周辺に黒いすす、焦げたようなにおいがある
- 設置から10年以上たっている
- 水漏れやガスのにおいを伴う
反対に、説明書上でフィルター掃除などの利用者向け対処が明記されているコードで、掃除後に復帰した場合は、様子を見る判断もあり得ます。ただし、562がそれに当たるかどうかは説明書でしか確認できません。
メーカーの修理窓口に直接連絡する方法のほか、ネットで相談と見積もりを受け付けるサービスも使えます。たとえば、お湯が出ない.com、きゅっと、街角水道工事相談所は当サイト掲載のサービスで、公式サイトの記載では、全国から相談できる受付型の窓口として案内されています。対応エリアや出張の可否、見積もりが無料の範囲は時期によって変わるため、依頼前に各公式サイトで確認してください。
- 夜間や休日でも、フォームから状況を送って相談を始められる
- 型番やコードを伝えて、概算の費用感を事前に聞ける
- 複数の窓口で見積もりを比べやすい
- 現地を見ないと原因が確定しないため、事前の概算と最終金額が変わることがある
- 実際の作業は地域の提携事業者が担う場合があり、到着までの日数は地域や時期で差が出る
- 部品の取り寄せが必要な場合は、当日中の復旧ができないことがある
正直なところ、窓口の速さや費用は混み具合や地域で変わるため、どこが良いとは一概に言えません。見積もりの内訳(出張費、点検費、部品代、作業費)を書面かメッセージで残してもらい、追加費用が出る条件を事前に聞いておくと、後のトラブルを避けやすくなります。
修理と交換の費用が分かれる境目
2026年10月時点で公開されている一般的な相場から見ると、費用は次のような幅に収まることが多いです。いずれも目安であり、機種、号数、設置状況、地域で変わります。
| 内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 点検・出張(診断のみ) | 3,000円〜1万円程度 |
| センサー類や小さな部品の交換 | 1万円〜3万円程度 |
| 基板(制御部)の交換 | 3万円〜6万円程度 |
| 本体の交換(標準的な機種) | 10万円〜30万円程度 |
| 追いだき付きや高機能の機種への交換 | 20万円〜40万円程度 |
修理か交換かは、設置年数と部品供給で決まります。一般に、メーカーは製造終了から一定期間(多くは約10年とされます)部品を保有します。設置から10年を超え、かつ基板やバーナー周辺の修理が必要な場合は、修理の数万円を払っても別の箇所が続けて故障する可能性があり、交換を選ぶ人が増える傾向です。
一方で、設置が5〜7年程度で、センサーなどの単品交換で済む見込みなら、修理のほうが総額は抑えられることが多いです。また、メーカー保証(多くは1〜2年)や、販売店・ガス会社の延長保証の期間内であれば、自己負担が小さくなる場合があります。購入時の保証書と、加入しているガス会社の保守契約を先に確認してください。
交換時はガスの種類(都市ガス・プロパン)、号数(16号・20号・24号など)、設置形態(壁掛け・据置・PS設置)の三つが合っていないと工事ができません。銘板の情報を伝えると、見積もりが早く出ます。
見積もりを取るときに伝えておくと早い情報
問い合わせの文面に次の項目を入れると、やり取りが短くなります。
- メーカー名と型番(銘板に記載)
- 表示されているコード(562)と、出た状況(シャワー使用中、追いだき中、起動直後など)
- 設置からの年数、わかる範囲で
- 電源の入れ直しで変化があったか
- 写真(リモコン表示、本体の銘板、設置場所の全体)
状況の説明に加えて、写真が添付できる窓口では、リモコンの表示と銘板を撮っておくだけで概算の精度が上がります。
よくある質問
562が出たまま、お湯を使い続けても大丈夫ですか
エラーが出て運転が止まっている場合は、機器が安全のために停止しています。無理に再起動を繰り返したり、別の方法で燃焼させたりしないでください。お湯が出ていても、においや煙、異音がある場合はすぐに使用をやめて、業者かガス会社に連絡してください。
電源を入れ直したら消えました。放置していいですか
一時的な検知エラーの可能性はありますが、再発の有無で判断するのが現実的です。短期間にまた出るようなら部品の劣化が進んでいるため、点検を依頼してください。再発した日時と状況をメモしておくと、原因の絞り込みに役立ちます。
賃貸で表示が出た場合は誰に連絡しますか
設備は貸主の所有であることが多く、自分で業者を手配すると費用負担の問題になる場合があります。まず管理会社か大家さんに連絡し、指定の業者があるか確認してください。緊急時の連絡先が契約書に書かれていることもあります。
修理を断られることはありますか
設置から長期間たち、部品の供給が終了している機種は、修理自体ができないと言われる場合があります。その際は交換が前提の相談になります。
凍結が原因のときはどうすればいいですか
外気温が氷点下になる日に出た場合は、凍結の可能性があります。熱湯を直接かけるのは配管を傷める恐れがあるため避け、気温が上がって自然に解けるのを待つ方法が安全です。解けても復旧しないときは点検を依頼してください。
自分でフィルターを掃除してもいいですか
追いだき用の循環アダプターのフィルターのように、取扱説明書が利用者向けの手入れとして案内している部分は対象です。説明書にない部分のカバーを外す作業はしないでください。
まとめ
562は共通規格のコードではなく、意味は機種ごとに決まっています。一般には、温度センサー、燃焼、通信、循環のいずれかの異常として出ることが多く、断定には説明書の確認が必要です。
次の行動は、状況別に次のとおりです。
- ガスのにおいがある: ガス栓を閉めて換気し、ガス会社へ連絡する
- においがない: 運転を止め、電源プラグを5分抜いてから再開する
- 再発する、または設置から10年以上: 型番とコードを控えて、メーカーか受付型の窓口で点検を依頼する
- 賃貸: 管理会社に先に連絡する
費用は部品交換で1万円〜5万円程度、本体交換で10万円〜30万円程度が目安です。見積もりは内訳を残してもらい、追加費用が出る条件まで聞いてから決めてください。
本記事は、各メーカーおよび各サービスの公開情報と一般的な相場情報をもとに、2026年10月時点の内容で構成しています。エラーコードの意味、対応エリア、料金は変更される場合があるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。費用はすべて目安であり、実際の金額を保証するものではありません。
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