給湯器のエラーコード133の原因と対処法
目次
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最終更新: 2026-10-30
- エラーコード133は、点火や炎の検知、燃焼まわりの不具合を示すケースが多い番号です。ただしメーカーや機種で意味が異なるため、断定はできません。
- 自分でできるのは、運転スイッチを切って入れ直す、ガス栓と止水栓の開閉を見る、換気をする、までです。
- 分解、ガス配管の接続、電気配線の作業は資格が必要です。DIYでは行わないでください。
- 電源の入れ直しを2回試しても再発する場合や、ガス臭・異音・煙があるときは、使用を止めて専門業者かメーカーに連絡してください。
- 修理費の目安は1万円〜数万円程度の部品交換から、本体交換の10万円〜30万円程度まで幅があります。
朝のシャワーを浴びようとした途端にリモコンに「133」と出て、お湯が止まってしまった。そんなとき最初に知りたいのは、故障なのか一時的な不調なのか、いますぐ何をすればいいのか、の3点だと思います。この記事ではその順に、原因の傾向、安全にできる範囲の対処、業者に頼む目安を整理します。
133が表示されたときに考えられる意味
エラーコードは、メーカーごとに番号の割り当てが違います。同じ「133」でも、A社では点火に関する異常、B社では別の系統の異常として扱われていることがあります。一般的な傾向としては、3桁の番号は燃焼系(点火、炎の検知、ガスの供給、排気)の異常に割り当てられることが多く、133もその周辺の不具合として案内される例が目立ちます。
ただし、これはあくまで傾向です。リンナイ、ノーリツ、パロマ、パナソニックなどの各メーカーは、公式サイトや取扱説明書でエラーコード一覧を公開しています。お使いの機種の正確な意味は、本体の型番を確認したうえで、取扱説明書かメーカー公式サイトで調べてください。型番は本体の前面や側面の銘板シールに書かれています。
屋外設置型は本体の側面または前面カバー付近、屋内設置型は本体の前面下部や側面に銘板があります。リモコンの裏面に品番が書かれている場合もありますが、本体と品番が異なることがあるため、本体側を優先します。
燃焼系のエラーが起きる主な原因
133のような燃焼系の異常で、一般に挙げられる原因は大きく5つあります。
ガスの供給が不十分
ガスメーターが安全装置で止まっていたり、ガス栓が半開きだったりすると、点火に必要なガスが届きません。地震や強風のあと、あるいはガスコンロなど他の器具を同時に使ったあとに起きやすい原因です。ガスメーターの復帰操作は、多くの地域でマイコンメーターの表示を見ながら行う手順が案内されています。操作方法はガス会社の案内に従ってください。
点火プラグや炎検知部品の汚れ・劣化
点火プラグ(点火用の電極)や、炎の有無を検知するフレームロッドという部品は、長年使うと汚れや摩耗でうまく働かなくなります。設置から10年前後経つ機器では、部品の劣化による点火不良が増える傾向があるとされています。ただし、これらの部品は本体内部にあり、交換にはカバーを外す必要があります。利用者が触れる部分ではありません。
給排気の詰まり
排気口や給気口が、落ち葉、鳥の巣、積雪、立てかけた物でふさがれると、燃焼に必要な空気が足りなくなり、不完全燃焼を防ぐ安全装置が働きます。屋外から見える範囲で、吸排気口の周りに物が置かれていないかを見るだけなら安全に行えます。
電気系統・基板の不具合
制御基板、センサー、ファンモーターなどの電気部品が不調になると、点火の指令や燃焼の監視が正しく行えず、燃焼系のコードが出る場合があります。落雷や停電の後に表示される例もあります。この場合の修理は部品交換が中心で、電気工事や機器修理の領域のため、業者に任せる部分です。
水量・水圧の不足
燃焼系のエラーに見えて、実は水の流れが少なすぎて機器が燃焼を始めない、という例もあります。止水栓が閉まっている、水抜き栓が開いたまま、給水フィルターにごみが詰まっている、などが典型です。冬場は凍結で水が流れなくなることもあります。
自分でできる安全な対処の手順
利用者が行ってよいのは、スイッチやバルブの操作、換気、状況の確認までです。ガス機器の分解や修理、ガス配管の接続、電気配線の作業は、法令上、資格を持つ人でなければ行えません。工具を使って本体のカバーを開けたり、部品を外したりする行為は、ガス漏れ、一酸化炭素中毒、感電、火災につながるため避けてください。
- 浴室やキッチンの蛇口を閉め、リモコンの運転スイッチを切ります。
- 窓や換気扇で室内を換気し、ガス臭がないかを確認します。においがあれば以降の操作を中止し、ガス会社の緊急連絡先に連絡してください。
- ガス栓(本体下部の配管にあるレバー)が開いているかを見ます。レバーが配管と同じ向きなら開、直角なら閉です。
- 止水栓(水の元栓)が開いているかを見ます。冬場は凍結の可能性も考えます。
- 本体の電源プラグがコンセントに入っているか確認し、いったん抜いて数分置いてから差し込み直します。濡れた手では触らないでください。
- リモコンの運転スイッチを入れ、蛇口を開けてお湯が出るかを見ます。
- 再びエラーが表示されたら、入れ直しは合計2回までにとどめ、それでも直らなければ操作をやめて連絡先を探します。
電源の入れ直しで復旧するのは、静電気や一時的な通信の乱れ、センサーの誤検知のような軽い不調の場合です。1回の入れ直しで直ってもその後に再発するようなら、部品が弱っているサインとして扱った方が安全です。
業者に連絡すべきかを分ける判断基準
「もう少し様子を見る」で済ませてよいケースと、すぐ連絡した方がよいケースの境目は分かりにくいものです。次の表を目安にしてください。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 入れ直し後に正常、数か月出ない | 様子見でもよいが、使用年数が10年前後なら点検を検討 |
| 入れ直し後も数日内に再発 | 修理または点検の依頼を推奨 |
| 入れ直しても毎回すぐ表示される | 使用を止めて依頼 |
| ガス臭、異音、煙、焦げ臭さがある | 直ちに使用を止め、ガス会社の緊急窓口へ |
| 排気口付近に黒い煤が付いている | 不完全燃焼の可能性があり、使用を止めて依頼 |
ガスのにおい、本体からの異音や振動、排気口周辺の煤や変色のいずれかがある場合は、エラー番号に関わらず運転を続けないでください。換気し、ガスの元栓を閉めたうえで、ガス会社の緊急連絡先またはメーカーの修理窓口に連絡します。
修理と交換の費用が分かれる境目
費用は機種、部品、出張費、作業の内容で変わります。以下は一般的な目安で、公式に公表された価格ではありません。実際の金額は見積もりで確認が必要です。
| 内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 点検・出張のみ | 数千円〜1万円程度 |
| 点火プラグ・フレームロッドなど小部品の交換 | 1万円〜3万円程度 |
| 基板・ファンモーター・ガス制御部品の交換 | 2万円〜6万円程度 |
| 本体の交換(工事費込み) | 10万円〜30万円程度 |
修理か交換かを分ける最大の要素は使用年数です。メーカー各社の公式サイトの記載では、製造終了後およそ10年が補修用性能部品の保有期間の目安とされており、これを過ぎると部品の入手が難しくなる場合があります。設置から10年以上で基板などの高額部品が必要になったときは、修理費が交換費用に近づくため、交換の見積もりも並べて比べると判断しやすくなります。反対に、設置から5年以内であればメーカー保証や延長保証が残っている可能性があるため、保証書の期間を見ておきましょう。
同じ症状でも結果は異なります。「この症状ならこの金額」と決めつけず、複数の見積もりで内訳を見比べるのが現実的です。
相談先を選ぶときの考え方
2026年10月時点では、当サイトに掲載しているサービスのうち、給湯まわりのトラブルの相談先になりうるのは、お湯が出ない.com、きゅっと、街角水道工事相談所です。以下は各社の公式サイトの記載など公開情報をもとにした整理で、対応エリアや料金、受付時間は変更されることがあります。依頼前に公式サイトで最新の情報を確認してください。
- 自宅にいながら、症状を伝えて見積もりの相談ができます。
- 電話が苦手でも、フォームなどから状況を整理して伝えられる窓口があります。
- 複数の窓口に同じ症状を相談すれば、費用や対応日を比べられます。
- 受付型の場合、実際に作業に来るのは提携先の事業者であることがあり、対応エリアや到着までの時間は地域で差が出ます。
- 見積もりの金額は現地での確認後に変わる場合があります。作業前に総額と追加費用の条件を聞いておく必要があります。
- メーカーの保証期間内なら、まずメーカーへ連絡した方が無償で済む場合があります。
どの窓口でも、問い合わせの際に次の情報を伝えると話が早く進みます。
- メーカー名と型番、設置してからの年数
- リモコンに表示されたコード(133)と、表示されたタイミング
- 入れ直しの結果、ガス栓や止水栓の状態
- ガスの種類(都市ガスかプロパンか)
ガスの種類によって部品や対応の流れが変わることがあるため、検針票やガスメーター周りで見ておくと安心です。
再発を減らすために日頃できること
燃焼系のエラーを完全に防ぐ方法はありませんが、起きやすさを下げる行動はあります。
屋外設置の場合は、排気口の周りに物を置かない、落ち葉や雪を取り除く、といった外回りの管理が基本です。冬季に長期間家を空けるときは、凍結予防のために取扱説明書に沿った対応をします。10年前後使った機器は、エラーが出ていなくても点検を受けておくと、突然のお湯切れを避けやすくなります。点検の際に部品の状態を聞いて交換時期の見通しを立てておけば、慌てて高額な出費を決める場面を減らせます。
ガス料金や電気料金の見直しは機器の故障とは別の話ですが、機器の交換を機に、ガス会社の契約や料金プランを見直す方もいます。ただし、削減額は使い方や地域で変わるため、確実に安くなるとは言い切れません。
よくある質問
133が出ても、お湯が出るときがあります。放置してよいですか
一時的に使えても、不具合の兆候が残っている可能性があります。頻度が増えているなら、点検を依頼してください。ガス臭や異音がある場合は放置せず、使用を止めます。
入れ直しは何回まで試してよいですか
目安は2回までです。何度も繰り返すと、未燃ガスがたまる危険や、部品に負担がかかる可能性があります。2回試してもだめなら、操作をやめて連絡してください。
部品を自分で買って交換できますか
できません。ガス機器の分解や修理、ガス接続、電気配線の作業は資格が必要です。部品の通販があっても、利用者が交換する前提では考えないでください。事故が起きた場合、保証の対象外になることもあります。
賃貸の場合はどこに連絡しますか
設備の所有者は大家さんや管理会社であるのが一般的です。自分で業者を手配する前に、管理会社に連絡して指示を受けてください。無断で修理や交換を進めると、費用負担でもめることがあります。
133の意味はどこで確認できますか
メーカー公式サイトのエラーコード一覧、または取扱説明書に載っています。型番を入力すると表示される検索ページを用意しているメーカーもあります。
冬に出やすいのですか
凍結で水量が足りなくなる場合や、低温で部品の動きが鈍くなる場合があり、冬に表示が増える傾向があります。ただし夏に出ないとは限りません。
まとめ
エラーコード133は、点火や燃焼まわりの不具合として表示されることが多い番号ですが、意味はメーカーと機種で違います。最初の一歩は、型番を調べて取扱説明書かメーカー公式サイトで正確な意味を確かめることです。
利用者が行えるのは、運転スイッチを切って入れ直す、ガス栓と止水栓を見る、換気する、電源プラグを抜き差しする、という安全な範囲に限られます。2回試して再発する場合や、ガス臭・異音・煤があるときは、そこで止めて専門業者かメーカーに連絡してください。
費用は小部品の交換で1万円〜3万円程度、基板などで2万円〜6万円程度、本体交換で10万円〜30万円程度が目安です。使用10年を超えているなら、修理と交換の両方の見積もりを取って比べると判断しやすくなります。
本記事の内容は、2026年10月時点で公開されているメーカー・各サービスの一般的な情報と、一般的な傾向をもとにしています。エラーコードの意味や費用は機種・地域・状況で異なります。
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