エラーコード

ノーリツ給湯器のエラーコード一覧【原因と対処法まとめ】

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目次
  1. エラーコードが表示されたら最初に確認する3点
  2. 頻出エラーコード早見表
  3. 着火・点火不良系エラー(111・112・120)
  4. 過熱・安全装置系エラー(140・561〜563・632・641・642)
  5. 機械系エラー(651・661・941)
  6. 通信・電装系エラー(290・503・700・720)
  7. 900(点検サイン):故障ではなく定期点検の通知
  8. 自分でできる対応と業者依頼の見極め
  9. 修理・交換の費用目安
  10. よくある質問
  11. 修理を依頼する前に整理しておきたい判断の順序

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。 最終更新: 2026-08-09

30秒まとめ
  • 給湯器のエラーコードは大きく「点火不良系(111/112)」「過熱・安全装置系(140/632/641)」「通信・電装系(700/720/290)」「機械系(651/661/941)」の4グループに分かれる
  • リモコンのリセット操作(運転スイッチOFF→数秒後ON)で解消するエラーと、部品交換が必要な深刻なエラーがある
  • ガス接続部・電装部品・燃焼ユニットの修理はDIY禁止。安全な応急処置は「ガス栓を閉める」「運転スイッチを切る」「換気する」「コンセントを抜く」の範囲に限る
  • エラーが繰り返す場合は給湯器専門業者への相談が最短ルート。修理費用の目安は1〜7万円程度、設置から10年を超える機種なら交換(15〜35万円程度)との費用比較が現実的な選択肢になる

給湯器のリモコンに見慣れない数字が点滅していると、「お湯が使えないのか」「ガス漏れは大丈夫か」と一気に不安になります。2026年8月時点での公開情報をもとに、よく表示されるエラーコードの意味と、安全な範囲での確認手順・業者依頼の判断基準を整理しました。

なお、エラーコードの正確な意味は機種によって異なる場合があります。お使いの機種については、必ず取扱説明書またはメーカー公式サイトでご確認ください。

エラーコードが表示されたら最初に確認する3点

エラーコードが出た直後にあわてて業者を呼ぶ前に、次の3点を順番に確認すると、自然解消のケースや単純な原因を特定できることがあります。

初期確認の手順
  1. ガス供給を確認する — ガスメーターの復帰ランプが点滅・点灯していないか確認します。地震や大量ガス使用後にはメーターの安全機能が働いてガスが自動遮断されている場合があります。メーター付属の手順書に従って復帰操作をしてください。ガスコンロで確認できる場合は、コンロに点火して供給の有無を確かめるのが手早い方法です
  2. 給水元栓を確認する — 給湯器の給水側の元栓が半開きになっていないか確認します。引越し直後・水道工事後・凍結対策で閉めた後に忘れるケースがよく見られます
  3. リモコンをリセットする — 運転スイッチをOFFにして20〜30秒ほど待ち、再度ONにします。一時的な制御エラーはこの操作で解消することがあります。リセット後に同じコードがすぐに再表示される場合は、根本的な原因が残っている可能性が高いと判断してください

この3点を確認してもエラーが解消しない場合、または「632」「651」「661」「941」など機械的な故障を示す番号が表示されている場合は、給湯器専門業者への相談を検討してください。

ガスの臭いがする場合の優先対応

焦げたような臭いやガスの臭いがする場合は、エラーコードの確認より安全確保を優先します。運転スイッチを切り、窓を開けて換気し、ガス栓を閉めてください。換気扇を含む電気スイッチの操作は火花の原因になるため避け、その場を離れてからガス会社または消防に連絡してください。

頻出エラーコード早見表

下の表は、給湯器でよく表示されるエラーコードの参考一覧です。コードの意味は機種によって細部が異なるため、あくまで参考値としてご活用ください。

コード主な意味自分でできる確認業者依頼の目安
111点火不良(着火できない)ガス供給確認・リセット繰り返す場合
112点火不良(別要因)ガス供給確認・リセット繰り返す場合
120沸き上がり遅延・タイムアウトリセット繰り返す場合
140空焚き防止作動水量・元栓確認後リセット繰り返す場合
290電気系統の異常コンセント確認・リセットほぼ必須
412給湯温度の異常リセット繰り返す場合
503過電流の検知リセットほぼ必須
561/562/563給湯温度センサー異常リセットほぼ必須
632排気・燃焼系の異常排気口付近の目視確認詰まりなし→必須
641/642排気温度の上限超え排気口確認ほぼ必須
651ファン回転数の異常リセットほぼ必須
661比例弁(ガス量調整弁)異常リセットほぼ必須
700コントローラー通信異常コンセント抜き差し・リセット繰り返す場合
720リモコン通信の異常配線確認・リセット繰り返す場合
900定期点検の通知(故障ではない)点検を依頼する
941循環ポンプの異常フィルター清掃・リセット改善しない場合

「リセット」と記載した項目でも、24時間以内に同じコードが2回以上出る場合は部品の経年劣化が進んでいる可能性を疑います。

着火・点火不良系エラー(111・112・120)

111・112:給湯できない状態の最多原因

「111」や「112」は、バーナーへの点火を試みたが着火できなかったことを示すエラーです。給湯器のトラブル相談の中でも最も多く見られるコードで、発生原因は複数に分かれます。

ガス側に原因がある場合

ガスメーターが地震感知または過大流量で自動遮断しているケース、ガス栓が閉まっているケース、集合住宅で建物全体のガス供給が停止しているケースが該当します。これらは給湯器本体の故障ではないため、供給側を確認して復旧させれば解消します。

給湯器本体側に原因がある場合

繰り返し点火を試みた後に表示される場合は、点火プラグの汚れや経年劣化、炎を検知するフレームロッドの劣化、ガス量を調整する比例弁の不具合が主な候補です。これらは部品交換が必要な作業で、ガス機器の修理は資格を持つ専門業者が担当します。

まずガスコンロの火が点くかどうかで切り分けができます。コンロが点く場合はガス供給は正常なので本体側の問題、コンロも点かない場合はガスメーターや供給側の状態を先に確認します。

120:途中で燃焼が止まる

「120」は、追い焚きや湯張りの最中に通常より時間がかかりすぎた場合に作動する過熱防止・タイムアウト系のコードです。外気温が低い冬場に出やすく、リセットで復旧するケースがほとんどです。ただし繰り返し出る場合は、熱交換器内部のスケール(水垢)の堆積や循環経路の詰まりが原因のこともあります。

過熱・安全装置系エラー(140・561〜563・632・641・642)

140:空焚き防止が作動した

「140」は、水が少ない状態で加熱が続いたときに作動する安全装置のエラーです。浴槽の残り湯が極端に少ない状態での追い焚き操作や、給水元栓が半開きで水量が不足しているときに出やすいです。対処は、浴槽にある程度の湯水を確保してからリセットします。水量が十分なのに繰り返す場合は水量センサーの不具合が疑われます。

561・562・563:給湯経路の温度センサーが異常を検知

給湯経路の温度を計るセンサーが設計上の正常範囲外の値を示したときのコードです。センサー本体の故障か、センサー配線の断線が主な原因で、基本的には部品交換が必要です。リセットで一時的に直ることもありますが、温度センサー系の異常を放置すると異常高温のお湯が出るリスクがあります。繰り返し出る場合は早めに専門業者へ連絡してください。

632:排気が正常に流れていない

「632」は排気系統に問題があることを示します。排気口付近に鳥の巣が作られていたり、落ち葉・雪・虫の死骸が詰まっていたりすると、安全装置が作動して燃焼を停止させます。

排気口の外観確認は安全な確認作業

排気口(屋外の換気口)の外側に異物がないか目視確認するのは、資格不要の安全な確認作業です。ただし、異物を取り除く際は必ず運転を停止してからにしてください。燃焼中の高温排気に直接触れると火傷の危険があります。外観に詰まりがなく「632」が繰り返す場合は、排気ファンや熱交換器内部の故障が考えられるため、その判断は業者に委ねてください。

641・642:排気温度が上限を超えた

排気の温度が設計上の上限を超えた場合のエラーです。熱交換器内部のスケール堆積や、排気ダクトの接続不良が原因になることがあります。内部部品の洗浄や交換が必要なため、業者対応が前提になります。

機械系エラー(651・661・941)

651:ファンが正常に回転しない

給湯器内部の燃焼用ファン(送風機)の回転異常です。ファンモーターの故障か、ファンブレードに異物が入り込んでいる場合があります。ファンは燃焼に必要な空気を送り込む部品なので、正常に回らないと点火自体ができません。ファンモーターの交換が基本的な修理方法で、専門業者による作業が必要です。

661:ガス量を調整する弁の異常

比例弁はガスの供給量を細かく制御する部品で、この弁に電気的または機械的な異常が生じたときに「661」が表示されます。修理は比例弁ユニットの交換になります。正直なところ、この部品の修理費用は高めの区分に入るため、機種・設置年数によっては給湯器本体の交換コストと比較して判断することをお勧めします。どちらが長期的にコストを抑えられるかは、業者に見積もりを取って比較するのが確実です。

941:循環ポンプが動いていない

追い焚きや床暖房機能を持つ機種で、お湯を循環させるポンプの動作異常を示します。追い焚き配管のフィルター詰まりが原因の場合は、フィルター清掃で改善することがあります。清掃手順は取扱説明書に記載されていることが多いため、まず手順書を確認してください。清掃後も改善しない場合はポンプ本体の故障と判断し、業者へ相談します。

通信・電装系エラー(290・503・700・720)

700・720:リモコンと本体が通信できない

「700」は本体内のコントローラー基板の異常、「720」はリモコンと本体間の通信途絶を示します。雷サージによる基板のダメージや、配線の接触不良が原因になることがあります。

まずコンセントを一度抜いて30秒以上待ち、再接続してから電源を入れ直してください。それでも解消しない場合はコントローラー基板またはリモコン配線の修理が必要です。リモコン側の配線に問題がある場合は配線交換のみで済むこともありますが、基板交換になると費用が上がります。

290・503:電気系統の過電流・異常

電装系の異常を示すコードで、基板や電装部品の故障が原因です。電気工事・基板交換はいずれも専門業者の作業領域のため、リセットで直らない場合はすみやかに相談してください。

900(点検サイン):故障ではなく定期点検の通知

「900」は故障エラーではなく、累計運転時間が一定に達した際に表示されるメンテナンスサインです。ただし表示が出ているからといって即故障というわけではありません。公式サイトの記載では、この表示をきっかけに定期点検を受けることを推奨しています。長期間放置すると実際の部品劣化が進行するリスクがあるため、表示を受け取ったら点検依頼のタイミングと捉えてください。

自分でできる対応と業者依頼の見極め

安全な応急処置の範囲

ガス機器は法令上、ガス接続・修理・分解は資格を持つ専門業者のみが行える作業です。一般ユーザーが安全に行える対応は限られています。

自分で行える安全な対応
  • ガス栓・元栓を閉める(ガス漏れが疑われる場合)
  • 運転スイッチをOFFにする
  • 窓を開けて換気する
  • コンセントを抜く(雷サージ後のリセット等)
  • リモコンの運転スイッチによるリセット操作(取扱説明書の手順に従う)
  • 追い焚きフィルターの清掃(取扱説明書に記載がある場合のみ)
  • 排気口外側の異物の目視確認(運転を停止した状態で行う)
絶対に行ってはいけない対応
  • 給湯器本体を分解・開封する
  • ガス配管や接続部を自分で取り外す・接続する
  • 電装部品(基板・センサー配線)の取り外しや接続
  • 燃焼中の排気口に手や器具を差し込む
  • ネットの動画を参考にガス関連部品を自分で交換する

業者に連絡するタイミングの基準

次のいずれかに当てはまる場合は、早めに専門業者へ連絡することを勧めます。

  • リセット操作後も24時間以内に同じコードが再表示される
  • 「632」「651」「661」「941」「290」「503」など機械・電装系のコードが出ている
  • ガスの臭いや焦げた臭いがする
  • 設置から10年以上が経過している機種でエラーが続いている
  • 複数のコードが同時または短期間に繰り返し出ている

修理・交換の費用目安

料金はあくまで参考値です

以下の金額は公開情報をもとにした参考値であり、業者・地域・作業内容・部品の仕入れ状況によって大きく異なります。必ず複数の業者から見積もりを取り、作業内容の明細を確認してから依頼先を決めてください。

主な修理内容と費用目安(部品代・作業費込み)

修理内容費用目安
点火プラグ交換8,000〜20,000円程度
フレームロッド交換10,000〜25,000円程度
温度センサー交換10,000〜25,000円程度
ファンモーター交換25,000〜50,000円程度
比例弁交換30,000〜60,000円程度
循環ポンプ交換30,000〜60,000円程度
コントローラー基板交換30,000〜70,000円程度

※出張費・作業費が別途かかる場合があります。

給湯器本体を新しい機種に交換する場合の目安

機種・号数・工事条件によって異なりますが、おおむね15〜35万円程度(工事費込み)が多く見られます。ガス給湯器の交換工事はガス工事の資格が必要なため、必ず専門業者に依頼してください。

修理か交換かの判断目安

設置から10年を超えたら費用比較を必ず行う

給湯器の標準的な耐用年数の目安は10〜15年程度とされています。設置から10年を超えている機種で高額な修理が必要になった場合、修理後も別の部品が続けて故障するリスクが高まります。修理費用が5〜6万円を超えるようであれば、交換との費用比較を業者に相談するのが現実的な判断になります。複数の業者から「修理」と「交換」両方の見積もりを取り比較することで、長期コストを正確に把握できます。

よくある質問

Q. エラーコードが出ているがお湯は普通に使えている。放置して大丈夫?

コードによっては、異常を検知しながら運転を継続するものがあります(通信系・センサー系に多い傾向です)。お湯が使えていても内部の異常状態が続いている可能性があるため、そのまま放置することは勧めません。コードをメモした上でメーカーサポートか専門業者に症状を伝えて確認してください。

Q. リモコンにコードが出たが取扱説明書が手元にない。どこで調べられる?

メーカー公式サイトのサポートページに、型番ごとのエラーコード一覧が掲載されています。型番は給湯器本体の銘板(本体側面や前面パネル)に記載されているので、まずそちらを確認してください。

Q. 冬になると毎年111が出る。季節的なものか、それとも故障か?

冬場は低温でガスの供給圧が微妙に変化したり、給水管が凍結しかけて水量が低下したりすることで着火しにくくなる場合があります。年に1〜2回程度でリセットすれば解消するなら季節的な要因が大きいことも考えられますが、毎冬繰り返す場合は点火プラグの経年劣化が重なっている可能性が高いため、一度点検を依頼することをお勧めします。

Q. ガス臭がしたのでガスを止めた。ガス会社に連絡すべき?

ガスの臭いがある場合は、ガス会社への連絡を最優先にしてください。臭いがなく、給湯器本体の電装系・機械系エラーによるトラブルであれば、給湯器専門業者への連絡で対応できます。

Q. 見積もりを依頼するとき、何を伝えればスムーズに進む?

エラーコードの番号、給湯器の型番(銘板に記載)、設置年(分かる範囲で)、症状(お湯が出ない・リモコンが反応しない等)の4点を最初に伝えると、業者側が事前に概算を出しやすくなります。複数の業者に同じ情報を伝えれば、見積もりの比較がしやすくなります。

Q. エラーが頻発するが、築年数が古くてメーカー修理の部品在庫がない機種はどうすれば?

製造から一定年数が経過した機種は、メーカーによる部品供給が終了していることがあります。部品なし修理が難しいと判断された場合は、交換が事実上の選択肢になります。専門業者に現状確認を依頼し、部品在庫の有無から確認してもらうのが最初のステップです。

修理を依頼する前に整理しておきたい判断の順序

エラーコードが表示されたときの対応を整理すると、次の優先順位になります。

ガスの臭いや焦げ臭がある場合は、安全確保と換気が何よりも先です。臭いがなければ、ガスメーター・ガス栓・元栓の状態を確認し、供給側に問題がなければリセット操作を試みます。リセット後に同じコードが再表示される、または「632」「651」「661」「941」「290」「503」といった機械・電装系のコードが出ている場合は、専門業者への相談に移ります。

設置から10年を超えている機種でエラーが続いている場合は、「修理」だけでなく「交換」の見積もりも同時に取ることで、どちらが合理的な選択かを比較できます。給湯器専門の受付窓口(お湯が出ない.com・きゅっと・街角水道工事相談所など、ネットから全国対応で問い合わせを受け付けているサービス)では、症状とエラーコードを伝えるだけで電話やWebフォームから診断の入り口に進めます。複数の業者から見積もりを取ることが、費用と納得感の両方を確保する上で確実な方法です。

住まいレスキュー比較 編集部
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