三菱エコキュートのエラーコード一覧【原因と対処法】
目次
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最終更新: 2026-08-19
- リモコンに表示される英数字は、頭文字によって通信系・循環ポンプ系・センサー系などおおまかな系統が分かれる傾向にあります。
- 正確な意味は機種ごとに異なるため、個別コードの判断は必ず取扱説明書またはメーカー公式サイトで確認してください。
- 自分でできる初動対応は、運転スイッチのオフ、ブレーカーの入れ直し、止水栓・元栓の確認までです。配線や冷媒配管に関わる作業は資格を持つ業者に任せてください。
- リセットしても再発する場合や設置から8〜10年以上が経過している場合は、修理と交換の両方を見積もって比較してから決めてください。
- 修理費用は部品交換で1.5万円〜6万円程度、基板交換など大掛かりな修理では10万円前後になるケースもあります。本体交換は容量にもよりますが数十万円規模の費用がかかります。
リモコンの画面に「C」や「P」から始まる英数字が浮かび、お湯はりや沸き上げが止まったという状況で検索している方が多いはずです。三菱電機のエコキュート(ヒートポンプ給湯機)は、屋外のヒートポンプユニットと屋内外の貯湯ユニットが通信しながら動く仕組みのため、表示されるコードも通信系・センサー系・機械系など複数の系統に分かれます。表示された頭文字が変われば、疑うべき系統もおおよそ変わります。通信系なのかポンプ系なのかセンサー系なのか、まずは頭文字で見当をつけたうえで、自分でできる初動対応の範囲と、修理・交換の判断材料を順に押さえていきましょう。
リモコン表示の英数字は何を意味するのか
給湯機のエラーコードは、メーカーや機種によって桁数や記号の付け方が異なります。三菱電機の給湯システムの場合も、頭のアルファベット1文字と数字の組み合わせで表示されるのが一般的です。ただし同じ形式の表示でも、製造時期や型番によって指し示す不具合の範囲が変わることがあります。以下の一覧は系統ごとの傾向整理にとどめます。個別コードの正確な意味は、取扱説明書の巻末や、メーカー公式サイトのサポートページに掲載されている一覧表で確認してください。
エラー表示、頭文字別に見る一般的な傾向
給湯機全般で見られる系統分けの目安として、頭文字ごとの傾向を一覧にすると次のようになります。三菱の機種にどこまで当てはまるかは型番によって差があるため、正確な対応は個別に確認してください。
| 表示の頭文字 | 系統 | 一般的に疑われる原因 | 自分でできる初動対応 |
|---|---|---|---|
| C系 | 通信異常 | リモコンと本体、または貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の通信不良 | 電源を入れ直して再表示するか確認 |
| P系 | ポンプ・循環系 | 循環ポンプの動作不良、配管の詰まりや空気混入 | 給水元栓・止水栓が開いているか確認 |
| E系 | ヒートポンプ系 | 外気温センサーや冷媒回路まわりの異常 | ヒートポンプユニット周辺の吸排気スペースを確認 |
| F系 | 水位・フロート系 | タンク内の水位検知やフロートスイッチの異常 | しばらく運転を見て改善するか確認 |
| H系 | ヒーター・沸き上げ系 | 沸き上げ用ヒーターや温度センサーの異常 | 給湯温度の設定値を確認 |
| U系 | 使用量・その他センサー系 | 湯量センサーやリモコン操作パネルの異常 | リモコンの表示を再確認、操作をやり直す |
通信系の表示は、瞬間的なノイズや停電後の再起動タイミングのずれで一時的に出ることがあり、ブレーカーの入れ直しだけで復帰する例も少なくありません。ポンプ・循環系は、浴槽のフィルターにゴミが詰まっている、入浴剤の使用によって配管内に汚れが蓄積しているといった生活側の要因で表示が出ることもあり、フィルター清掃だけで改善するケースもあります。ヒートポンプ系の表示は、屋外機のまわりに落ち葉や積雪がたまって吸排気がふさがれていることが原因になっている場合もあるため、周辺の掃除だけで解消することもあります。一方で、これらの表示が短期間に繰り返される場合は、生活側の要因ではなく内部部品の劣化が進んでいる可能性が高くなります。
上記はあくまで一般的な傾向であり、機種や製造年によって同じアルファベットでも意味する内容が異なる場合があります。お使いの機種で表示されたコードの正確な原因は、取扱説明書またはメーカー公式サイトのサポートページに掲載されている一覧表で確認してください。
エラー発生時にまず行う初動対応
コードが表示された直後は、次の順番で確認していくと状況を整理できます。
- リモコンに表示されたコードと発生した時刻、直前に行っていた操作(お湯はり・追い焚きなど)をメモする
- 運転スイッチを一度切り、1〜2分置いてから入れ直して表示が消えるか確認する
- 改善しなければ分電盤のブレーカー(漏電遮断器)を一度落とし、復電後に再表示するか確認する
- 給湯・給水の元栓、止水栓がしっかり開いているか確認する
- ヒートポンプユニット周辺に落ち葉や積雪、荷物などがないか確認し、あれば取り除く
この範囲であれば、機器内部を開けずに確認できます。一方で、貯湯ユニット内部の配線や冷媒配管に関わる作業は、電気工事士などの資格や専門知識が必要な領域です。無資格での分解は法令違反になるだけでなく、感電や漏電、冷媒漏れといった事故につながるおそれがあるため、初動対応で改善しない場合は自分で内部を開けずに専門業者へ相談してください。コンセントやアース線に緩みが見られる場合も、無理に触らずそのまま相談するのが安全です。
リセットしても再発するときに考えられる原因
ブレーカーの入れ直しで一時的に表示が消えても、数日以内に同じコードが再発するケースがあります。考えられる背景としては、次のようなものが挙げられます。
- 循環ポンプや熱交換器内部の経年劣化、または詰まりによる循環不良
- 冬場の気温低下による配管やヒートポンプユニット周辺の凍結(特に朝の運転開始時に発生しやすい)
- タンク内部や配管接続部からの微量の水漏れ
- 基板やセンサー類の経年による接触不良
正直なところ、リモコンの表示だけで原因を一つに絞り込むのは難しく、実際にユニットを点検しないと判断がつかないケースも珍しくありません。設置から年数が経っている機種で表示が繰り返される場合は、点検を依頼した段階で修理と交換のどちらが必要かを合わせて確認しておくと、後日あらためて見積もりを取り直す手間が省けます。
気温が氷点下まで下がった翌朝に表示が出た場合は、配管や機器内の水が凍結している可能性があります。無理にお湯を出そうとしたり、熱湯をかけて溶かそうとしたりすると配管の破損につながることがあります。日中の気温上昇で自然に解凍するのを待ち、それでも改善しない場合に業者へ連絡する流れが安全です。
修理と交換の費用が分かれる境目
ヒートポンプ給湯機の修理費用は、故障箇所によって幅があります。2026年8月時点で公開されている一般的な目安としては、リモコンやセンサーなど部品単位の交換で1.5万円〜6万円程度、基板交換や循環ポンプ交換のように作業が大掛かりになる場合は10万円前後になることもあります。一方、貯湯タンク本体やヒートポンプユニットそのものに不具合が及んでいる場合、修理よりも本体交換のほうが総額を抑えられることがあり、容量や設置条件にもよりますが総額は数十万円規模になるのが一般的です。
判断の目安としてよく挙げられるのが設置からの経過年数です。エコキュートを含む給湯機全般の標準的な耐用年数は10年前後とされることが多く、8〜10年を超えている場合は修理してもほかの部品が近い時期に故障する可能性があるため、点検時に交換の見積もりも合わせて依頼しておけば、その場で修理と交換を比較検討できます。
見積もりや点検の相談先としては、全国からネットで相談できる窓口を利用する方法があります。例えば「お湯が出ない.com」は、公式サイトの記載によると給湯機トラブル全般の相談を受け付けているサービスです。
- 公式サイトから24時間相談を受け付けている旨が記載されている
- 給湯機のメーカーや機種を問わず相談できる旨が案内されている
- 現地見積もり後に費用が分かる仕組みが公式サイトで説明されている
- 実際の出張・作業費用は現地見積もり後に確定するため、事前の総額は分からない
- 対応エリアや当日対応の可否は地域によって異なるため、公式サイトで事前確認が必要
- 三菱電機純正の部品交換を希望する場合は、メーカー系の修理窓口と比較したうえで選ぶとよい
保証期間の確認と相談先
給湯システム本体には、購入時にメーカーの無償保証が一定期間付いているのが一般的です。保証期間はメーカーや販売店によって異なり、有償の延長保証に加入している場合はさらに長く保証が適用されることもあります。まずは購入時の書類や保証書に記載されている期間を確認し、期間内であればメーカーの修理窓口や購入した販売店に連絡するのが基本です。
保証期間が過ぎている場合や、書類が見当たらず期間が分からない場合は、後述する相談窓口を使って点検を依頼し、その場で保証の有無も含めて確認する方法もあります。2026年8月時点では、多くのメーカーがオンラインでの製品登録・保証確認サービスを提供しているため、型番と製造番号が分かれば電話をかける前にある程度の情報を得られる場合があります。延長保証への加入有無や加入期間も、この製品登録情報とあわせて確認できることが多いです。心当たりがある場合は、電話をかける前に調べておくと二度手間になりません。
業者に相談する前に準備しておくこと
点検や修理を依頼する際は、次の情報を手元に用意しておくと話が早いです。
- リモコンに表示されたコードと、発生した日時・頻度
- 貯湯ユニットまたはヒートポンプユニット側面の銘板に記載されている型番・製造番号
- 保証書の有無と、分かる範囲での購入時期
- 症状が出るタイミング(常時か、特定の操作をしたときだけか、気温が低い日だけかなど)
- 直前に行っていた操作や、給水・給湯の状況
型番や製造番号は本体の側面や背面のシールに印字されていることが多く、事前に写真を撮っておけば現地での確認がその場で完結します。これらの情報がそろっていれば、電話口で原因の見当がつきやすく、当日の作業内容も具体的に伝わります。
よくある質問
Q. リセットしても同じ表示が出る場合はどうすればいいですか。 A. 一度の入れ直しで消えても再発する場合は、内部部品の劣化や詰まりが起きている可能性があります。コードと発生状況をメモしたうえで、自分で分解せずに業者かメーカーの修理窓口に相談してください。
Q. 冬の朝だけエラーが出るのですが、これも故障でしょうか。 A. 気温が下がる時期は凍結によって一時的に表示が出ることがあります。日中の気温上昇で解消することが多いですが、同じ時期に繰り返し表示される場合は配管の保温対策や点検を検討したほうがよい状態です。
Q. 修理と交換、どちらを選べばよいか判断がつきません。 A. 目安をひとつ挙げるなら、設置から8〜10年以上が経過している、または見積もり時点で複数箇所の不具合が見つかっている場合です。この場合は交換のほうが結果的に総額を抑えられることがあります。点検を依頼した際に、修理した場合と交換した場合の両方の見積もりを聞いておくと、その場で比較できます。
Q. 保証期間かどうかはどこで確認できますか。 A. 購入時の保証書、または販売店発行の書類に記載されています。書類が見つからない場合は、型番と製造番号を控えたうえでメーカーの修理窓口に問い合わせると確認してもらえます。
Q. 点検の依頼から修理完了までどのくらいかかりますか。 A. ケースバイケースですが、現地確認と原因特定だけであれば当日から数日で終わることが多いです。部品の取り寄せが必要な場合は数日から1〜2週間程度かかることがあります。気温が下がる時期は依頼が増えて対応までの日数が延びることもあるため、症状に気づいた時点で早めに連絡するのが得策です。
まとめ
エコキュートで表示されるエラーコードは、頭文字によって通信系・循環ポンプ系・センサー系などおおまかな系統が分かれますが、正確な原因は機種ごとの取扱説明書、またはメーカー公式サイトで確認してください。自分でできるのは運転スイッチのオフ、ブレーカーの入れ直し、止水栓の確認、ヒートポンプユニット周辺の落ち葉や雪の除去までにとどめ、配線や冷媒配管に関わる作業は資格を持つ業者に任せてください。リセットしても再発する場合や設置から年数が経っている場合は、点検の段階で修理と交換の両方の見積もりを確認し、保証期間の有無も合わせてチェックしておけば、修理と交換のどちらを選ぶか、その場で決められます。
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