給湯器のエラーコード112の原因と対処法|追い焚きの点火不良を確認する手順
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。
最終更新: 2026-08-21
- エラーコード112は、給湯側とふろ側で点火装置を分けている機種において、追い焚きや自動湯はりの点火不良を示すコードとして使われることが多い表示です。
- 台所のお湯は普通に出るのに、湯はり・追い焚きだけ動かない場合は、ガス供給、配管の凍結、点火装置の不具合のいずれかが疑われます。
- 読者が安全に行える対応は、他のガス機器の状態確認、ガスメーターの表示確認と復帰操作、ガス栓の開閉確認、リモコンや電源プラグの再投入までです。内部の点検・部品交換は資格が必要な作業のため業者に依頼します。
- 部品交換の修理費用は1.5万〜4.5万円程度、本体交換は工事費込みで15万〜30万円程度が目安です(2026年8月時点の一般的な相場観)。
- コードが示す内容は機種によって差があるため、正確な意味は取扱説明書またはメーカー公式サイトで確認するのが確実です。
浴室のリモコンに「112」と表示され、追い焚きボタンを押しても反応しない。一方で台所の蛇口からはお湯が問題なく出る――。この組み合わせは、給湯側とふろ側の点火系統が別に制御されている機種で典型的に見られる症状です。
エラーコード112が示す不具合と最初の切り分け
給湯器のエラーコードは、点火・燃焼・排気・水量など、機器内部のどの系統で異常を検知したかを数字で表したものです。多くのメーカーでは、給湯側の点火不良を111、ふろ・追い焚き側の点火不良を112、暖房系統の点火不良を113という並びで割り振る傾向があります。これはリンナイやノーリツ、パロマなど複数メーカーの機種で共通して見られる番号の付け方ですが、すべての製品に当てはまるわけではありません。
最初に確認したいのは、給湯・ふろ・暖房のどの機能で異常が出ているかです。台所や洗面のお湯は問題なく出るのに、追い焚きや自動湯はりだけが止まる場合は、ふろ側の点火系統に絞って原因を探れます。逆に、お湯そのものが出ない状態であれば、112以外のコード(多くの機種で111系統)が併記されていないか、リモコンの表示を再度確認してください。
もう一つ有効なのが、症状の再現確認です。追い焚きボタンを押し直したときに同じコードが毎回出るのか、それとも数回に1回だけ出るのかで、原因の見当がつきやすくなります。毎回同じコードで止まる場合はガス供給や部品の不具合が固定的に起きている可能性が高く、断続的に出る場合は気温や風といった外的な要因が絡んでいることがあります。また、自動湯はりでは失敗するのに追い焚き単独では動く、あるいはその逆といった挙動の違いがあれば、その情報も業者に相談する際に伝えると診断の助けになります。
エラーコードの体系はメーカー・型番によって異なります。本記事で紹介する112の傾向はあくまで一般的な例であり、お使いの機種の正確な意味は取扱説明書またはメーカー公式サイトの型番検索で確認してください。
追い焚き側で点火不良が起きる主な原因
ガスメーターの安全機能が作動している
ガスの使用量や時間が一定の基準を超えると、マイコンメーターが自動的にガス供給を遮断する仕組みが備わっています。地震の直後や、複数のガス機器を長時間続けて使用したあとにエラーが出た場合は、機器本体ではなくメーター側の遮断が原因になっていることも珍しくありません。この場合の見分け方は分かりやすく、給湯だけでなくコンロなど他のガス機器もすべて使えなくなっている点です。一部の機器だけが止まっている場合は、メーター遮断より本体側の不具合を疑うほうが自然です。
ガス栓の開き忘れ・LPガスの残量不足
ふろ側の配管に別系統のガス栓が設けられている住宅では、その栓が閉まったままになっているケースがあります。プロパンガス(LPガス)を利用している住戸では、ボンベの残量切れも点火不良の原因になります。残量切れが疑われる場合、コンロの火が普段より弱くなっている、あるいは点火しにくくなっているといった前兆が出ていることがあり、追い焚きのエラーだけでなく普段の調理での違和感も合わせて振り返ると判断しやすくなります。
配管や機器内部の凍結
外気温が低い時間帯、特に冬の早朝に発生しやすいのが凍結によるトラブルです。ふろ側の配管や電磁弁の周辺が凍ると、ガスや水の流れが妨げられ、点火に必要な条件がそろわなくなります。凍結が原因かどうかは時間帯との相関で見分けられます。早朝や深夜に限ってエラーが出て、気温が上がる日中は問題なく追い焚きができるなら、配管の凍結が背景にある可能性が高いです。
点火プラグ・電磁弁・制御基板の劣化
点火のための電極(点火プラグ)にすすや汚れが付着したり、ガスの流量を調整する電磁弁が劣化したりすると、着火信号を送っても実際の点火に至らないケースがあります。この場合、追い焚きボタンを押した直後に「カチカチ」という点火音だけが聞こえて燃焼音に続かない、あるいは一瞬だけ点火したあとすぐに消える、といった音や気配の違いが手がかりになります。設置から10年前後が経過している機種では、制御基板側の経年劣化が背景にあることも少なくありません。
強風・排気トラブル
屋外設置型の機種では、強風によって給排気が乱れることで、燃焼に必要な空気の取り込みや排気がうまくいかず、点火不良として検知されることがあります。エラーが出たタイミングとその日の天候が一致している場合や、設置場所が壁や物置に近く風の逃げ場が少ない住宅では、まずこの可能性を疑ってください。風が収まったあとに症状が消えるなら、内部の部品というより設置環境側の要因が大きいと判断できます。
安全にできる確認手順
内部の分解や配管の接続作業は、ガス事業法や電気工事士法により資格を持つ事業者でなければ行えません。ここで紹介するのは、読者自身が安全に行える範囲の確認作業に限定しています。
- 台所や洗面など、ほかの給湯・ガス機器でお湯やガスが問題なく使えるか確認します。ほかの機器も止まっている場合は、契約中のガス会社への連絡を優先してください。
- 屋外や屋内のガスメーターを見て、赤いランプが点滅していないか確認します。点滅している場合は、メーターに表示された復帰手順に従って操作してください。手順が分からない場合や復帰しない場合は、契約中のガス会社に相談します。
- ふろ側の配管に個別のガス栓がある住宅では、栓がきちんと開いているか確認します。
- リモコンの運転スイッチを一度オフにし、数分待ってから再びオンにします。改善しない場合は、本体の電源プラグを一度抜き、5分ほど置いてから差し直します。
- 再びエラーが出る場合や、電源を入れ直した直後に再発する場合は、それ以上の操作をせず運転を止め、修理業者に相談します。
気温が低い朝に発生し、日中に症状が消える場合は凍結が原因になっていることが多く、無理に配管を温めようとしたりお湯をかけたりすると、かえって配管を傷める可能性があります。自然に気温が上がるのを待つか、機種に凍結防止のヒーターや水抜き機能が備わっている場合は、その操作方法を取扱説明書で確認してください。
修理費用の目安と、修理・交換の分かれ目
点火不良の修理は、原因になっている部品によって費用の幅が大きく変わります。以下は2026年8月時点の一般的な相場観であり、実際の金額は機種や地域、依頼先によって変動します。
| 対応内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 点火プラグ・電極の交換 | 1.5万〜3万円程度 |
| 電磁弁の交換 | 2万〜3.5万円程度 |
| 制御基板の交換 | 2.5万〜4.5万円程度 |
| 本体交換(工事費込み) | 15万〜30万円程度 |
この表の金額に加えて、多くの業者では出張費や診断料が別途かかります。目安としては数千円程度の幅で設定されていることが多く、修理を依頼せず点検のみで終わった場合でも発生する場合があります。見積もりの内訳にこの費用が含まれているかどうかは、依頼前に確認しておくと想定外の請求を避けやすくなります。
設置から8〜10年以上が経過している機種では、基板や複数の部品に同時に劣化が進んでいることが多く、修理を重ねるより本体交換のほうが総額を抑えられる場合があります。逆に設置から数年しか経っていない機種であれば、点火プラグや電磁弁など特定部品の交換で改善するケースが目立ちます。設置からまだ日が浅い場合は、メーカー保証や工事保証の期間内であれば無償対応の対象になることもあるため、保証書の有無と期間を先に確認しておくと余計な出費を避けられます。
業者に相談する際は、機種の型番、設置からのおおよその年数、症状が出る時間帯や頻度を伝えると、電話やフォームの時点でも概算の目安が出やすくなります。型番はリモコンの側面や本体の銘板に記載されていることが多く、事前に控えておくとやり取りがスムーズです。
業者に依頼する際の選び方
追い焚き側の点火不良は、原因の切り分けに専門知識が必要なため、安全な範囲の確認で改善しない場合は業者への依頼が前提になります。2026年8月時点では、全国からネットで相談・見積もり依頼ができる窓口として、「お湯が出ない.com」のような給湯トラブルの受付サービスが公開されています。
- ガス機器の点検・部品交換に必要な資格や工具を持つ事業者が対応するため、原因の切り分けから修理まで一度に任せられます。
- 電話やフォームからの相談を受け付けている窓口が多く、症状を伝えた段階で概算の目安を確認できる場合があります。
- 部品の在庫状況によっては、訪問当日に修理が完了するケースもあります。
- 出張費や診断費が別途かかる場合があり、見積もりの内訳を確認しないと総額が想定より高くなることがあります。
- 部品の取り寄せが必要な機種では、即日修理ができず後日の再訪問になることがあります。
- 依頼先によって対応エリアや受付時間が異なるため、公式サイトで自分の地域が対応範囲に入っているか事前に確認する必要があります。
よくある質問
111と112の違いは何ですか
多くの機種では、111が給湯側、112がふろ・追い焚き側、113が暖房側というように、機能ごとに番号が割り振られています。台所のお湯は出るのに追い焚きだけ止まる場合は112、逆に台所のお湯自体が出ない場合は111が表示される傾向がありますが、番号の割り振りは機種ごとに異なるため、正確な対応はメーカー公式サイトで確認してください。
リモコンを再起動すると一時的に直りますが、また再発します
電源の入れ直しで一時的に点火できる状態でも、点火プラグの汚れや電磁弁の劣化が水面下で進行している可能性があります。再発を繰り返す場合は、症状が軽いうちに点検を依頼したほうが、部品交換だけで済み、基板まで傷む前に対応できる可能性が高くなります。放置して使い続けると、他の部品への負担が増えることもあります。
冬の朝だけエラーが出て、日中は正常に使えます
配管や電磁弁周辺の凍結が原因になっているケースが多く見られます。気温の上昇とともに症状が消える場合は、凍結防止の機能が搭載されているか、水抜きの操作方法を取扱説明書で確認しておくと、次に冷え込む日への備えになります。凍結が頻発する地域では、屋外の配管に保温材を巻く工事も有効です。相談時に対応可能かどうか、業者に直接聞いてみてください。
賃貸住宅ですが、まず誰に連絡すればよいですか
経年劣化による故障であれば、多くの賃貸契約で修理費用は貸主・管理会社の負担になります。自己判断で業者を手配すると費用が入居者負担になる場合があるため、まずは設置年数と症状を管理会社に伝え、指定の修理業者があるかどうかを確認してください。指定業者がない場合に、どこまで自分で手配してよいかもあわせて聞いておくと、あとからのトラブルを避けられます。
設置から何年で交換を検討すべきですか
一般的な使用年数の目安は10年前後とされています。10年を超えている機種で点火不良を含む複数の不具合が重なっている場合は、修理費用の総額と本体交換の費用を比較したうえで判断する家庭が多い傾向にあります。1回の修理費用が本体交換費用の3分の1を超えるような見積もりが出た場合は、次に別の部品が壊れる可能性も踏まえて交換を検討する目安になります。
まとめ
追い焚きだけが動かず112が表示されている場合、給湯自体は正常なことが多く、ふろ側の点火系統に絞って確認を進められます。読者自身でできるのは、ほかの機器の状態確認、メーターの表示確認と復帰操作、ガス栓の開閉確認、リモコンや電源の再投入までです。これらの操作で改善しない場合や、症状を繰り返す場合は、内部の点検・部品交換が必要な段階に入っているサインです。型番や設置年数、症状が出る時間帯を控えたうえで早めに業者へ相談すると、診断がスムーズに進み、結果的に費用も抑えやすくなります。
編集部おすすめの業者・サービス
公開情報をもとに編集部が評価した、住まいトラブル対応業者と光熱費見直しサービスです。 料金はあくまで目安です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
こんな人に給湯器の故障・お湯が出ないトラブルで今すぐ見積もりが欲しい人
給湯器の修理・交換専門サービス。見積もりは無料です。
お湯が出ない.comで無料見積もり →※料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
こんな人にエコキュートの故障で最短即日の修理対応を探している人
最短即日対応のエコキュート修理・交換サービス。見積もりは無料です。
きゅっとで無料見積もり →※料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
こんな人に水漏れ・つまりの修理でどこに頼めばいいか迷っている人
水道トラブルの相談・見積もりができる相談窓口です。
街角水道工事相談所で無料相談 →※料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。