パロマ給湯器のエラーコード一覧【原因と対処法まとめ】
目次
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最終更新: 2026-07-27
- パロマ給湯器のエラーコードは2〜3桁の数字で故障・異常の種類を示す
- コードを確認したら写真撮影→取扱説明書と照合が基本の流れ
- 電源リセット(OFFにして30秒以上待ち再起動)で解消するケースもある
- 700番台(不完全燃焼・CO系)は使用を即時停止し、換気を最優先にする
- ガス配管・電気配線への自分での介入は法令上資格が必要な作業のため絶対に行わない
- お使いの機種の正確なコードの意味は取扱説明書またはパロマ公式サイトで確認を
パロマ給湯器のエラーコードとは
給湯器のリモコン画面に突然数字が点滅すると、何が起きているのか判断に困る方は少なくありません。パロマ製給湯器のエラーコードは、機器が検知した異常や故障を番号で知らせる仕組みです。コードの番号帯によって関係する部品や系統が異なり、利用者が安全に対応できるものと、資格を持つ専門業者でなければ触れてはいけないものとに分かれています。
エラーコードは機種によって意味が異なる場合があります。以下では一般的な傾向をまとめていますが、お使いの機種の正確なコードの意味は取扱説明書またはパロマ公式サイトで必ず確認してください。
給湯器本体前面または側面のシールに型番が記載されています。型番を手元に用意してからパロマの公式サポートページや取扱説明書を参照すると、機種固有の情報をすばやく確認できます。
コードが表示されたら、スマートフォンで撮影しておいてください。番号だけメモするより写真のほうが確実で、修理業者が診断する際の手がかりにもなります。
エラーコード一覧:点火・燃焼系(100番台)
お湯がまったく出ない・途中で止まるといった症状と同時に表示されることが多いコード群です。燃焼やガスに関わる系統のため、自己対処できる範囲は自然と限られてきます。
| コード | 一般的な意味 | 主な原因の傾向 |
|---|---|---|
| 103 | 過熱防止装置の作動 | 排気口の詰まり、連続高負荷使用など |
| 111 | 点火不良(着火しない) | ガス供給の問題、点火プラグの劣化など |
| 112 | 立消え(燃焼中に火が消える) | ガス圧の変動、燃焼不安定など |
| 121 | 炎検知器(フレームロッド)の異常 | センサーの汚れ・腐食・劣化など |
| 131 | 出湯温度センサーの異常 | センサーの断線・短絡など |
| 141 | 缶体温度センサーの異常 | センサー不良、過熱状態など |
| 160 | 沸騰防止装置の作動 | 高温設定での長時間使用など |
111が表示された場合、まず他のガス機器(コンロ・ファンヒーターなど)が正常に動いているか確認することが出発点になります。 他の機器も使えなければガスの供給側の問題が考えられるため、ガス会社に連絡します。他の機器が問題なく動いているなら、給湯器側の点火系統の不具合が疑われるため、専門業者への相談が必要です。
112(立消え)は冬場の強風や気圧変化の影響で発生するケースも報告されています。屋外設置の機器で風の影響を受けやすい環境であれば、季節的な一過性の発生も考えられますが、繰り返し起きる場合は燃焼部品の劣化が背景にある可能性があります。
エラーコード一覧:センサー・温度制御系(600番台)
600番台は温度センサーや水量センサー、各種制御部品の異常を示すことが多いコード群です。センサー類の不具合は部品単体の交換で対応できる場合もありますが、制御基板全体の不良に発展しているケースも見られます。
| コード | 一般的な意味 | 主な原因の傾向 |
|---|---|---|
| 611 | 給水温度センサーの異常 | センサーの断線・短絡、配線の劣化など |
| 621 | 出湯温度センサー(2系統目)の異常 | センサー本体の不良など |
| 632 | 水量センサーの異常 | 給水フィルターの詰まり、センサー本体の故障など |
| 641 | 給水温度センサー(別系統)の異常 | センサー系の劣化など |
| 651 | 出湯サーミスタの異常 | サーミスタの断線・短絡など |
| 661 | 缶体サーミスタの異常 | 過熱、センサー部品の劣化など |
| 672 | 過温防止装置の作動 | 高温設定での連続運転、センサー誤検知など |
632(水量センサー系)は、給水口のフィルター(ストレーナー)の目詰まりが原因になるケースがあります。メーカーが取扱説明書でフィルター清掃を案内している機種であれば、止水栓を閉めた上でフィルターを取り外してすすぎ洗いするという対処が可能な場合があります。ただし清掃後もエラーが解消しない場合はセンサー本体の交換が必要になるため、業者に連絡してください。
2026年7月時点では、センサー部品の調達状況は機種の製造年次によって異なります。製造終了から時間が経過した機種では部品が入手できない場合もあり、設置から10年以上が経過した機器でセンサー系エラーが続いているなら、修理費用と本体交換費用を並べて比較することが現実的な判断になります。
エラーコード一覧:安全装置・換気系(700番台)
700番台は安全面での注意が特に必要なコード群です。不完全燃焼や排気・給気の問題を検知している可能性があり、エラーを放置したまま使用を続けることは危険を伴います。
| コード | 一般的な意味 | 主な原因の傾向 |
|---|---|---|
| 700 | 不完全燃焼防止装置の作動 | 換気不足、排気の逆流、燃焼異常など |
| 710 | 長時間使用停止装置の作動 | 長時間の連続使用による自動停止 |
| 711 | 連続使用タイマーの作動 | 同上 |
| 713 | 給気・排気口の詰まり検知 | 排気管の詰まり、鳥の巣、外壁の堆積物など |
| 720 | CO(一酸化炭素)濃度の異常上昇 | 燃焼不良、換気不全など |
700・720が表示された場合は、その場で給湯器の運転スイッチをOFFにし、窓や扉を開けて換気を確保してください。 CO(一酸化炭素)は無色・無臭のため気づきにくく、高濃度になると生命に関わる事態を引き起こします。換気後もエラーが繰り返し発生する場合は、給湯器の使用を再開せずにガス会社または専門業者へ連絡してください。
713(給気・排気口の詰まり)は、屋外の排気口に落ち葉・鳥の巣・虫の巣などが詰まっているケースがあります。排気口の外側を目視で確認して明らかな異物がある場合は、ガス会社や専門業者に除去を依頼してください。排気管の内部や給湯器本体に手を入れることは危険を伴うため行わないでください。
710・711(長時間使用停止)は機器の安全機能が正常に働いた状態です。電源リセット後に通常運転に戻りますが、高頻度で発生する場合は使用状況の見直しや、機器の容量が用途に合っているかの確認を検討してください。
エラーコード一覧:その他・通信・制御系
| コード | 一般的な意味 | 主な原因の傾向 |
|---|---|---|
| 191 | ファンモーターの異常 | モーターの固着・断線、制御系の不良など |
| 290 | バイパスサーボ(水量調節弁)の異常 | 弁の固着・配線不良など |
| 330 | ガス比例弁の異常 | 弁本体の不良など |
| 560 | 循環ポンプの異常(追いだき付き機種) | ポンプの固着・断線など |
| 760 | リモコン通信エラー | 配線の接触不良、リモコン本体の不良など |
191(ファンモーター異常)は、給湯器の燃焼に必要な送風機能に関わる部品です。放置すると燃焼不良や不完全燃焼につながる可能性があるため、このエラーが出た場合は使用を止めて業者に連絡してください。
760(リモコン通信エラー)は、リモコンと本体をつなぐ配線の接触不良が原因になることがあります。ただし配線を自分でつなぎ直す作業は電気工事士の資格が必要な場合に該当するため、業者への依頼が必要です。
エラーが表示されたときの対応手順
- リモコンに表示されたエラーコードをスマートフォンで撮影する
- 給湯器の運転スイッチをOFFにして30秒以上待つ
- 再度ONにしてエラーが消えているか確認する(電源リセットの効果を確認)
- ガスの元栓と他のガス機器が正常に使えているかチェックする
- 取扱説明書でコードの意味を確認し、推奨の対処法に従う
- リセット後も同じエラーが再発する場合は専門業者に連絡する
電源リセットはあくまで一時的な確認手段です。同じコードが繰り返し表示されるなら、機器内部に継続的な異常が残っている可能性が高く、そのまま使い続けると状態が悪化します。
自分でできる応急処置と、してはいけないこと
- 運転スイッチをOFFにして給湯器の動作を止める
- ガス栓・止水栓を閉める(ガス漏れや水漏れが疑われる場合)
- 窓・扉を開けて換気する(700番台エラーの場合は特に優先)
- 給水口フィルターのすすぎ洗い(取扱説明書で推奨されている場合のみ、止水栓を閉めてから実施)
- エラーコードを撮影・記録して業者への連絡に備える
- 保証書・型番・設置年月を確認してまとめておく
- 給湯器のカバーを外して内部を分解・修理しようとすること
- ガス配管・ガス接続部に触れること(ガス工事士の資格が必要な作業)
- 電気配線を自分でつなぎ直したり改造したりすること(電気工事士の資格が必要)
- 排気管・給気管の内部に手を入れること
- 700番台・191などのエラーを無視して使用を継続すること
- 市販の潤滑剤や接着剤で部品を応急処置しようとすること
ガス接続・燃焼部品の修理・交換はガス機器の専門資格を持つ技術者が行う作業です。一般の方が分解・修理を行うことは、安全面でのリスクがあるだけでなく、法令上も資格のない者が行えない作業に該当します。
修理か買い替えか、判断の目安
正直なところ、修理費用が高額になる場面では買い替えを検討したほうがトータルコストを抑えられることがあります。以下のいずれかに当てはまる場合は、修理と買い替えの両方の見積もりを取ることを検討してください。
- 設置から10年以上が経過している(補修部品の供給が終了しているリスクがある)
- 修理見積もりが5万円以上になる見込みの場合(制御基板・ファンモーター系など)
- 同じエラーコードが短期間に繰り返し発生している
- 複数の異なるエラーコードが交互・同時に表示されるようになった
- 点火までの時間が以前より長くなるなど、エラー以外の不調も出ている
保証期間内(機種により1〜2年が一般的)であれば、メーカーまたは購入店に問い合わせることで無償修理の対象になる場合があります。保証書と購入時のレシートを手元に用意してから連絡してください。
一般的にメーカーは製造終了後7〜10年程度、補修部品を保有することが多いとされていますが、機種や部品の種類によって異なります。部品が廃番になっている場合、技術的に修理自体が不可能になることがあります。
修理費用の目安と相談できるサービス
業者に修理を依頼した場合の費用は、症状・使用する部品・業者の料金体系・出張エリアによって大きく異なります。以下はあくまでも参考の費用幅です。実際の金額は業者への見積もりで確認してください。
| 修理内容 | 費用の目安(出張費・技術料込み) |
|---|---|
| 点火プラグ・電極の交換 | 1万円〜3万円程度 |
| 温度センサー・サーミスタの交換 | 1.5万円〜4万円程度 |
| 水量センサー・フロースイッチの交換 | 1.5万円〜4万円程度 |
| ファンモーターの交換 | 2万円〜6万円程度 |
| 制御基板(マイコン基板)の交換 | 3万円〜8万円程度 |
| 給湯器本体の交換(工事費込み) | 10万円〜20万円程度 |
給湯器トラブルの相談先として、当サイトでは「お湯が出ない.com」を紹介しています。公式サイトの記載によると給湯器を含む住宅設備のトラブル対応を受け付けており、ネットからの問い合わせにも対応しているとされています。また「きゅっと」も給湯器修理・交換の相談ができるサービスの一つです。
対応エリアや費用の詳細は各サービスの公式サイトで確認してください。複数の業者から見積もりを取り、費用・対応速度・アフターサポートを比較したうえで依頼先を決めてください。
- 700・720が出た → 即時使用停止・換気・ガス会社または専門業者へ連絡
- 111・112が出た → 他のガス機器の動作を確認 → ガス側に問題なければ業者へ
- 632が出た → 取扱説明書に従いフィルター清掃を試す → 再発する場合は業者へ
- 上記以外のコードが出た → 電源リセットを試す → 再発する場合は業者へ
- どのコードでも繰り返し再発する場合 → 修理か買い替えも含めて業者に相談する
エラーコードが出て焦らないためには、事前に対応フローを一度確認しておくのが一番です。特に700番台のコードは安全に直結します。お子さんや高齢の方がいる家庭では、対応方法を家族全員で事前に共有しておくと、いざというときに動きやすくなります。
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