給湯器のエラーコード111が出たときの原因と対処法【点火不良】
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最終更新: 2026-07-27
リモコンに「111」が点滅してお湯が出なくなった──そんな状況は、朝のシャワー前や真冬の夜に突然訪れることがあります。給湯器のエラーコード111は「点火不良」を示すコードとして多くの機種に採用されており、原因によっては数分で解消できるケースもあります。一方で、機器内部の劣化が原因であれば無理な対処は危険を招くため、専門業者への依頼が必要です。
- エラーコード111は「点火不良(バーナーへの着火失敗)」を示すコードです(機種によって意味が異なります)
- 多くの場合、原因はガス栓の閉鎖・ガスメーターの安全遮断・強風による立ち消えなど外的なものです
- 自分で試せるのはガス栓・メーター確認・電源リセットまで。内部分解は行わないこと
- 繰り返し発生する場合は点火プラグ・センサー・基板の劣化が疑われ、業者対応が必要
- お使いの機種の正確なコードの意味は取扱説明書またはメーカー公式サイトで確認してください
エラーコード111が示すこと
エラーコード111は、リンナイ・ノーリツ・パロマ・パナソニックといった主要メーカーの給湯器で広く使われるコードです。一般的には「点火動作を規定回数試みたが、バーナーへの着火を確認できなかった」状態を意味します。
給湯器は安全性を重視して設計されており、点火に失敗した場合はガス供給を自動で遮断します。そのため、給湯器のエラーコード111が表示された状態でガスが漏れ続けるリスクは通常低いとされています。ただし、異臭や焦げた臭いがする場合はすぐに運転を止めて換気し、ガス会社へ連絡してください。
エラーコードの具体的な意味は機種によって異なることがあります。必ずお使いの機種の取扱説明書またはメーカー公式サイトでご確認ください。
原因は「外的なもの」か「内部の劣化」かで対処が変わる
給湯器のエラーコード111が発生する原因は大きく2種類に分けられます。自分で確認できる外的な要因か、業者対応が必要な内部の要因かによって、次にとるべき行動がまったく異なります。
自分で確認できる外的な要因
- ガス栓が閉まっている:引越し後・リフォーム後・ガス機器の増設時に閉め忘れていることがあります
- ガスメーターが安全遮断している:震度5相当以上の地震・長時間の微少漏れ検知でメーターがシャットオフします
- 複数機器の同時使用によるガス圧の低下:コンロ・ファンヒーター・浴室暖房乾燥機などを同時に使うと、一時的にガス圧が下がることがあります
- 強風・暴風による立ち消え:屋外設置型の給湯器は、排気口付近への強風の吹き込みで炎が消えることがあります
- ガスの供給停止:ガス会社の定期工事や料金未納による供給停止も原因として考えられます
業者対応が必要な内部の要因
- 点火プラグ(イグナイター)の劣化・汚れの蓄積
- フレームロッド(炎センサー)の汚れ・断線
- ガス比例弁・電磁弁の故障
- 制御基板(マイコン)の不具合
- 燃焼ファンモーターの異常
一度リセットして再発しなければ外的な要因の可能性が高く、給湯器のエラーコード111が繰り返し出る場合は内部の劣化を疑ってください。設置から10年以上経過している機器は部品の経年劣化が進みやすい傾向にあります。
安全に試せる対処法
以下の手順は、一般的なガス機器の安全確認として実施できる範囲です。給湯器本体の分解・内部部品への接触・ガス配管の修理は、ガス事業法上、資格を持つ専門業者のみが行える作業です。絶対に自己対応しないでください。
- 給湯器の運転スイッチをオフにする リモコンの電源ボタンで運転を停止し、1〜2分そのまま待ちます。
- ガス栓の状態を確認する 給湯器付近のガス栓を確認します。レバーが配管と平行なら「開」、直角なら「閉」です。閉まっていれば開いた状態に戻します。
- ガスメーターを確認・復帰させる メーターのパイロットランプが赤く点滅していれば安全遮断の状態です。各ガスメーターに記載されている復帰手順(多くは復帰ボタンを3秒押して5分待つなど)に従ってください。
- 周囲の環境を確認する 強風が吹いていないか、排気口・吸気口付近に障害物がないかを確認します。
- 電源を入れ直してリセットする 確認が終わったら給湯器の運転スイッチをオンにして再試行します。機種によってはリモコンにリセットボタンがあります。
- 改善しない場合は業者へ連絡する 上記を試してもエラーが解消しない場合は、内部の不具合が原因と考えられます。自己判断での分解は行わず、専門業者に相談してください。
ガスメーターの復帰操作の方法は機種・設置年によって異なります。操作に不安がある場合はご利用のガス会社へ電話するとサポートを受けられます。
業者に依頼する判断基準
次のいずれかに当てはまる場合は、ご自身での対処を試みず、早めに業者へ相談することをお勧めします。
- 確認手順を一通り試してもエラーコード111が繰り返し表示される
- 給湯器の設置・使用開始から10年以上経過している
- 異臭・焦げた臭い・異音がある
- 本体や配管に腐食・ひび割れが見られる
- ガスメーターを復帰させても短時間で再び遮断する
修理・交換の費用感
2026年7月時点では、給湯器のエラーコード111に関連する修理の費用目安は以下の通りです。機種・症状・業者によって費用は異なるため、あくまで参考値としてご覧ください。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 点火プラグ(イグナイター)交換 | 1万円〜3万円程度 |
| フレームロッド(炎センサー)交換 | 1万円〜2万円程度 |
| 制御基板交換 | 3万円〜8万円程度 |
| 給湯器本体の交換 | 15万円〜30万円程度 |
設置から10年以上経過した給湯器は、修理後に別の部品が続けて不具合を起こすケースがあります。正直なところ、修理と交換のどちらが経済的かは機器の状態次第で変わるため、業者から見積もりを取った上で判断することをお勧めします。複数の業者に相談することで費用の妥当性を比較しやすくなります。
業者選びで確認したいポイント
- 点火不良の根本原因を機器診断で正確に特定できる
- 修理・交換後の動作確認と一定の保証が得られるケースが多い
- ガス接続まわりの安全確認を含めて対応してもらえる
- 出張料・診断料が修理費用とは別にかかる場合がある
- 製造から年数が経った機種は部品在庫がなく修理不可となることがある
- 緊急対応をうたう一部の業者では、口頭説明と実際の請求額が大きく異なるケースも報告されているため、作業前に書面で費用を確認することが重要
当サイトに掲載しているネット受付型の修理・相談サービス(「お湯が出ない.com」「きゅっと」など)は、全国からスマートフォンで問い合わせ・見積もり依頼が可能です。公式サイトの記載では、深夜・土日対応や最短即日の訪問を案内しているサービスもありますが、対応可能な日時・エリアは案件によって異なるため、申し込み時に確認することをお勧めします。
給湯器のエラーコード111、放置しないことが先決
給湯器のエラーコード111(点火不良)が表示されたときは、ガス栓・ガスメーター・周辺環境の確認から始め、問題が見当たらなければ電源リセットを試してください。これらの確認で解消しない場合は、点火プラグやフレームロッドなど内部部品の劣化が原因の可能性が高く、専門業者への依頼が必要です。
給湯器内部の分解・修理・ガス配管への接触はガス事業法上、資格が必要な作業に該当します。エラーが続く場合は安全のために自己対応を避け、速やかに業者へ相談してください。
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